泣くと。

兵器擬人化一次創作と映画の感想と日常

映画感想「杉原千畝 スギハラチウネ」

昨年12月5日から公開されていた映画「杉原千畝」を、やっと観て来ました!

高校生の頃、学校行事で演劇鑑賞というものがあったんですが、その演劇も「杉原千畝」だったことを思い出しました。
その演劇は杉原千畝が避難民に対しビザを発行し、カウナスを出るところまでで終わってしまったのですが、今回の映画はその先、ケーニヒスベルク、ルーマニアへの赴任を経て、ソ連軍の捕虜収容所で日本のポツダム宣言受託を知らされるところで終幕となりました。

第二次大戦期に活躍した人で、しかも欧州方面が主な舞台ですから、予備知識がないと置いてけぼりになってしまう映画なのかな?と思っていましたが、登場人物たちのセリフが逐一さりげなく当時の情勢を説明してくれるので、とても分かりやすかったです。

葛藤、憤り、不安や懸念に揺れながらも、人々を救おうとビザを発行する杉原千畝の姿に感動し、勇気づけられる本作ですが、ビザで救われた人もいれば、間に合わず逃げ遅れ、惨憺たる目にあった人々のこともちゃんと描写されているあたり、すごい映画だなと思いました。
上映時間・2時間ちょっと。
唐沢寿明さんが演じる「杉原千畝」という人物の行動、聡明さにすっかり魅了されてしまう映画です。
私の涙腺がゆるゆるなのかもしれませんが、特に最後の10分間ほどは涙が止まりませんでした。

全体的に丁寧で、上手だなぁ。という印象です。

激動の時代、自分の国から非難されても、立場が危うくなっても、自分に嘘をつかず、後悔しないよう行動した彼のことを、本作を通して知ることができると思います。

2016年最初の映画は、素晴らしい人物の半生を描いた素晴らしい映画でした。